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お口の健康を考える時、お口の中でも、ちょっと地味な主役『噛む』ことに注目してみませんか?
実は”噛む”という動作、口の中だけでなく、全身の健康を支えている大切なふるまいなのです。 -


日本人が1回の食事で噛む回数は、今から約50年前にくらべて半分以下まで減って、現代人はわずか600回ほどなのだとか。
食の欧米化、ファーストフード、やわらかい食品の増加…理由はさまざまですが、現代人は”噛む機会”を失いつつあります。
噛む回数が減ると、単にあごが弱くなるだけではありません。
消化・脳の働き・ストレス・肥満・老化など、思っているより広い範囲に影響が及びます。

噛むことがもたらすいちばんの贈り物、それは『唾液』です。
私たちの口の中では、1日におよそ500〜1,500mlもの唾液が分泌されているといわれています。大きな水筒1本分の量ですね。
この唾液、実は”天然の万能薬”と呼ばれるほど、多彩な働きをしています。★消化を助ける
アミラーゼがデンプンを分解し、胃腸の負担を減らす
★細菌をやっつける
抗菌成分(リゾチーム・ラクトフェリンなど)を含む
★むし歯を防ぐ
歯の表面を修復する『再石灰化』のはたらき
★粘膜を守る
口や喉の乾燥を防ぎ、ウイルスの侵入を抑える
★がんを抑える力も
唾液中のペルオキシダーゼが発がん物質を弱める→ そして、この唾液をたっぷり出すスイッチこそが、”よく噛むこと”なのです。



□ 食事は10分以内に終わることが多い
□ 最近、やわらかい食べ物ばかり食べている
□ 食後に胃がもたれることがある
□ 食べているときにほとんど噛まずに飲み込んでいる
□ 左右どちらか片方でばかり噛んでいる
□ 硬いものを噛むとあごが疲れる
□ 口が乾きやすい

●ひと口『30回』を目安に。最初は慣れないので、1品だけでもOK
●食材を少し大きめに切る、歯ごたえのあるものを1品足す
●食事中のテレビやスマホは少し控えめに
●左右両方の歯で、バランスよく噛む
●一汁三菜のように、ゆっくり食べたくなる食卓にする
※ 急に硬いものばかりを増やすと、あごや歯に負担がかかることがあります。徐々に慣らしていきましょう。
八幡通り歯科マガジン 噛むだけで整う、口・体・心
on 2026年6月15日
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